【構築記事】このカードの斜め45度
2013年4月15日 TCG全般読者の皆様、初めまして。
そうで無い方も、よろしくお願いしますね。
自分は未開の地・群馬県でヒッソリとMTGを遊ばせて頂いている「弱みを握る寿司屋」と申します。
巷では、MTGの次なるエキスパンション「ドラゴンの迷宮」のプレビューが始まり、新たなカードを見ては一喜一憂している事でしょう。
著者である私も、公開されるカードを見るたびに、デッキがどのように強化されるのか…
いや、まったくの新しいデッキが開発されるのかと思うと、ワクワクが止まりません。
多くのマジックプレイヤーは、盤面を掌握する為のコントロールや、タイトなダメージレースを楽しむ類の人々がもっとも多いと思います。
その為、次々と発表されるプレビューカードを見ては、それらのカードをトーナメントレベルのデッキに入るか否かで、評価されている事でしょう。
使われるか否か?「強い」、「弱い」など…
方や、使い道の判らないカード、俗に言われる「クソカード」等々。
しかし、マジックは奥が深い。
この「クソカード」と言われるカードですら、デッキに使おうと思う人。
すなわち「デッキビルダー」タイプと呼ばれるプレイヤーも少なからずいるのです。
マジックの20年という長いの歴史の中では、「デッキビルダー」達が生み出したデッキがトーナメントシーンを総なめにした事すらあるのです。
「黒い夏」と呼ばれたネクロディスク。
ライフを一瞬にして吹き飛ばすドネイト等々、例を挙げれば限がありません。
そこまでになるとまではとはいきませんが、自分だけが考えたオリジナリティ溢れるデッキを構築したいと思うのが「デッキビルダー」の性。
前置きが長くなりましたが、今回プレビューで気になるカードが公開されたのでそれに焦点を当てて話をしていきたいと思います。
混沌の起源
その発端となったカードはこちら。
最近のエキスパンションでは、ほぼ鉄板枠になってきた赤の混沌エンチャントです。
手札から呪文を唱えるとライブラリーから別のカードを唱えるとの事。
つまり、よく判らない。
だからこそ、構築意欲がそそられます。
まずは、この《Possibilitty Storm(DGM)》の特性を見る事から初めて見ましょう。
・まずこのカードがあることにより、唱えたカードの確実性が無くなる。
・マナコストを支払う事無くプレイする事が可能。
・一つの呪文を唱える事により、二度呪文を唱える事となる。
・自身のマナコストが高く、プレイするまで時間がかかる。
・すべてのプレイヤーに影響がある。
次に、これらの特性にあったカードを選択していきましょう。
混沌のねじれ
DeckList 60
3《豊かな成長/Abundant Growth(AVR)》
4《マナの花/Mana Bloom(RTR)》
3《平和な心/Pacifism(M13)》
3《盲従/Blind Obedience(GTC)》
2《金輪際/Nevermore(ISD)》
3《忘却の輪/Oblivion Ring(M13)》
4《新緑の安息所/Verdant Haven(GTC)》
3《正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice(GTC)》
2《疲労の呪い/Curse of Exhaustion(DKA)》
3《Possibilitty Storm(DGM)》
4《安全の領域/Sphere of Safety(RTR)》
1《軍勢の集結/Assemble the Legion(GTC)》
4《寺院の庭/Temple Garden(RTR)》
3《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(GTC)》
3《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GTC)》
4《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove(M13)》
4《断崖の避難所/Clifftop Retreat(ISD)》
3《根縛りの岩山/Rootbound Crag(M13)》
4《森/Forest(RTR)》
【戦術】
すべてのプレイヤーは呪文を唱えるたび、ライブラリーからもう一度呪文を唱えるという特性を利用し、《疲労の呪い/Curse of Exhaustion(DKA)》によって呪文を唱えられなくするハーフロックデッキです。
また、自ずと呪文を唱える回数が増えるため強請とも相性が良く、《盲従/Blind Obedience(GTC)》だけで相手のライフを削りきってしまう事もあるかもしれません。
序盤は《マナの花/Mana Bloom(RTR)》や《新緑の安息所/Verdant Haven(GTC)》からマナ加速を行い《Possibilitty Storm(DGM)》をプレイするのが第一目的です。
カウンターの無い《マナの花/Mana Bloom(RTR)》は手札に戻り、後半になれば別のエンチャントカードに変わる可能性もあり、このデッキを支える上で重要な部分です。
しかしながら、目的を達成できない場合は《安全の領域/Sphere of Safety(RTR)》があなたのライフを守ってくれます。
、そして《Possibilitty Storm(DGM)》を引き込むまでの時間が稼ぐ事が出来ます。
そして、《疲労の呪い/Curse of Exhaustion(DKA)》を場に出す事が出来れば貴方の勝利は目の前です。
エンチャント以外のカードはPWだけなので確実に、プレイする事が出来るでしょう。
また、デッキ構成上対戦相手はクリーチャーが並びやすいため、《正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice(GTC)》の最終奥義も容易に狙えます。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は、《Possibilitty Storm(DGM)》を焦点にデッキ構築を行ってみましたがプレビューされたカードには色々と構築意欲を沸かせるものばかりです。
また、今まで使われなかったカードにも隠された強さがあるかもしれません。
ただ単にカードが強い、弱いと評価する前に別の角度からカードを見て貰えると幸いです。
そうで無い方も、よろしくお願いしますね。
自分は未開の地・群馬県でヒッソリとMTGを遊ばせて頂いている「弱みを握る寿司屋」と申します。
巷では、MTGの次なるエキスパンション「ドラゴンの迷宮」のプレビューが始まり、新たなカードを見ては一喜一憂している事でしょう。
著者である私も、公開されるカードを見るたびに、デッキがどのように強化されるのか…
いや、まったくの新しいデッキが開発されるのかと思うと、ワクワクが止まりません。
多くのマジックプレイヤーは、盤面を掌握する為のコントロールや、タイトなダメージレースを楽しむ類の人々がもっとも多いと思います。
その為、次々と発表されるプレビューカードを見ては、それらのカードをトーナメントレベルのデッキに入るか否かで、評価されている事でしょう。
使われるか否か?「強い」、「弱い」など…
方や、使い道の判らないカード、俗に言われる「クソカード」等々。
しかし、マジックは奥が深い。
この「クソカード」と言われるカードですら、デッキに使おうと思う人。
すなわち「デッキビルダー」タイプと呼ばれるプレイヤーも少なからずいるのです。
マジックの20年という長いの歴史の中では、「デッキビルダー」達が生み出したデッキがトーナメントシーンを総なめにした事すらあるのです。
「黒い夏」と呼ばれたネクロディスク。
ライフを一瞬にして吹き飛ばすドネイト等々、例を挙げれば限がありません。
そこまでになるとまではとはいきませんが、自分だけが考えたオリジナリティ溢れるデッキを構築したいと思うのが「デッキビルダー」の性。
前置きが長くなりましたが、今回プレビューで気になるカードが公開されたのでそれに焦点を当てて話をしていきたいと思います。
混沌の起源
その発端となったカードはこちら。
最近のエキスパンションでは、ほぼ鉄板枠になってきた赤の混沌エンチャントです。
Possibilitty Storm (3)(赤)(赤)
エンチャント
プレイヤーが手札から呪文を唱えるたび、そのプレイヤーはそれを追放し、その後そのプレイヤーのライブラリーを同じカードタイプのカードが追放されるまで追放する。そのプレイヤーはそのカードをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その後Possibilitty Stormによって追放されたカードを全て無作為にライブラリーの一番下に置く。
手札から呪文を唱えるとライブラリーから別のカードを唱えるとの事。
つまり、よく判らない。
だからこそ、構築意欲がそそられます。
まずは、この《Possibilitty Storm(DGM)》の特性を見る事から初めて見ましょう。
・まずこのカードがあることにより、唱えたカードの確実性が無くなる。
・マナコストを支払う事無くプレイする事が可能。
・一つの呪文を唱える事により、二度呪文を唱える事となる。
・自身のマナコストが高く、プレイするまで時間がかかる。
・すべてのプレイヤーに影響がある。
次に、これらの特性にあったカードを選択していきましょう。
混沌のねじれ
DeckList 60
3《豊かな成長/Abundant Growth(AVR)》
4《マナの花/Mana Bloom(RTR)》
3《平和な心/Pacifism(M13)》
3《盲従/Blind Obedience(GTC)》
2《金輪際/Nevermore(ISD)》
3《忘却の輪/Oblivion Ring(M13)》
4《新緑の安息所/Verdant Haven(GTC)》
3《正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice(GTC)》
2《疲労の呪い/Curse of Exhaustion(DKA)》
3《Possibilitty Storm(DGM)》
4《安全の領域/Sphere of Safety(RTR)》
1《軍勢の集結/Assemble the Legion(GTC)》
4《寺院の庭/Temple Garden(RTR)》
3《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(GTC)》
3《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GTC)》
4《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove(M13)》
4《断崖の避難所/Clifftop Retreat(ISD)》
3《根縛りの岩山/Rootbound Crag(M13)》
4《森/Forest(RTR)》
【戦術】
すべてのプレイヤーは呪文を唱えるたび、ライブラリーからもう一度呪文を唱えるという特性を利用し、《疲労の呪い/Curse of Exhaustion(DKA)》によって呪文を唱えられなくするハーフロックデッキです。
Curse of Exhaustion / 疲労の呪い (2)(白)(白)
エンチャント — オーラ(Aura) 呪い(Curse)
エンチャント(プレイヤー)
エンチャントされているプレイヤーは、各ターンに1つしか呪文を唱えられない。
また、自ずと呪文を唱える回数が増えるため強請とも相性が良く、《盲従/Blind Obedience(GTC)》だけで相手のライフを削りきってしまう事もあるかもしれません。
序盤は《マナの花/Mana Bloom(RTR)》や《新緑の安息所/Verdant Haven(GTC)》からマナ加速を行い《Possibilitty Storm(DGM)》をプレイするのが第一目的です。
カウンターの無い《マナの花/Mana Bloom(RTR)》は手札に戻り、後半になれば別のエンチャントカードに変わる可能性もあり、このデッキを支える上で重要な部分です。
しかしながら、目的を達成できない場合は《安全の領域/Sphere of Safety(RTR)》があなたのライフを守ってくれます。
、そして《Possibilitty Storm(DGM)》を引き込むまでの時間が稼ぐ事が出来ます。
そして、《疲労の呪い/Curse of Exhaustion(DKA)》を場に出す事が出来れば貴方の勝利は目の前です。
エンチャント以外のカードはPWだけなので確実に、プレイする事が出来るでしょう。
また、デッキ構成上対戦相手はクリーチャーが並びやすいため、《正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice(GTC)》の最終奥義も容易に狙えます。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は、《Possibilitty Storm(DGM)》を焦点にデッキ構築を行ってみましたがプレビューされたカードには色々と構築意欲を沸かせるものばかりです。
また、今まで使われなかったカードにも隠された強さがあるかもしれません。
ただ単にカードが強い、弱いと評価する前に別の角度からカードを見て貰えると幸いです。
コメント