シングルラウンド 準決勝

白石vs工藤

準決勝にコマを進めたのはこの二人。

一人目は、Booksながしまを本拠地に精力的に大会に勤しむプレイヤー、工藤。
群馬杯の前身である髭男爵杯Finalでの準優勝と言えばその実力は判るだろう。
この度は、是が非でもタイトルが欲しい所である。

それに対するのは白石。
今や、群馬のプロと言えばこの人!と言われるほどのこのプレイヤー。
しかし、群馬で勝っているところをあまり見ないのは気のせいだろう。

Match 1

先手を選択したのはスイスラウンド1位通過の青単信心を操る白石。

《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》を皮切りに、《審判官の使い魔/Judge’s Familiar(RTR)》へと繋げ、信心らしい展開。

一方、対する工藤はマリガントラブルに見舞われ初動が4ターン目の《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》と動きが覚束ない。


当然、このゲームスピードに間に合うはずもなく。


白石の場にエレメンタルが溢れかえると、工藤はサイドボードに手をかけるしかなかったのだ。


工藤0-1白石

Match2

先ほどのゲームとは打って変わって、《群れネズミ/Pack Rat(RTR)》から果敢に攻める工藤。

この小さな悪魔を止める手段は少ない。
一度、増殖し始めればまさにネズミ算式に増えていく。

そのタイミングを逃した白石は、《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird(RTR)》を立たせ、《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea(THS)》で回答を探す。
《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought(RTR)》こそ着地するも、ブロッカーを退かされ、あっという間に忠誠度は1に。


だが、これにより得たターンは大きい。
占術により《家畜化/Domestication(M14)》を得ると、すかさず工藤の《群れネズミ/Pack Rat(RTR)》トークンを奪う。

都合、信心も合わせ2体ブロッカーを用意できた白石は、再びジェイスに攻め入るネズミをブロック。
《英雄の破滅/Hero’s Downfall(THS)》により、1体目のジェイスを失いはするものの、ネズミを2体まで減らせたのは大きい。


クロックの細くなった工藤に2体目の《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought(RTR)》が突き刺さる。


その隙に、白石。
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx(THS)》のマナから、《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage(M14)》、《タッサの二叉槍/Bident of Thassa(THS)》へとビックアクション。
ついに、攻めに転じる。


やはり、神の決定力は凄まじい。
序盤失ったリソースを補充すると攻守一転。


工藤も、《死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead(THS)》で手札を増やしてみるも、間に合わない。
序盤の《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought(RTR)》に時間を使い過ぎたのだ。


白石の防御不能クリーチャーがすべてレッドゾーンに送り込まれると、《群れネズミ/Pack Rat(RTR)》もろとも波に飲まれてしまった。

白石2-0工藤

勝ち上がったのは白石。
もう一方の卓では土屋が決勝に進み、群馬vs長野という図式が出来上がった。

一体、どちらの県に軍配が下るのか?

勝敗は如何に!?

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